【イベントレポート】「頑張る私立美術館第2弾 SOMPO」ゲスト:SOMPO美術館元館長 中島 隆太 氏
2月17日に開催されたアートセミナーでは、SOMPO美術館の元館長である中島 隆太氏をお迎えしました。
中島氏は、損保会社で営業として35年働いたのち、会社の所有する美術館の館長をつとめられました。
営業畑一筋で、美術に興味があったわけではないのに美術館の館長になってしまったという、異色の経歴の持ち主。
SOMPO美術館の成り立ち、特に多くの作品を所有し、著作権の管理も請け負う東郷青児との関係性について興味深いお話を伺いました。
私企業の美術館の舵取りについては、損保営業マンらしい、数値管理、理論的な取り組みが印象的でした。
だからと言って機械的で冷たいのとは全く違い、アートの市場を広げたい、アート好きを増やしたいという熱い想いがひしひしと伝わってきました。
現在は、新進アーティストの登竜門とも言われるFACE展の運営に力を注いでいらっしゃいます。
1000点を超える応募作品から、審査員のかたが入賞作を選ぶ手法など、なかなか聞くことのできないお話も飛び出しました。
中島氏の熱い語り口に、会場で参加された皆様も前のめりに聞き入っていました。
イベントの最後には、2月18日から開催されるFACE展の無料観覧券が、会場の皆様にプレゼントされ大盛り上がり!笑顔の絶えないイベントとなりました。
こちらのイベントは、動画撮影を行っており、Gomeisaアートリテラシーメンバーの方はアーカイブ動画をご覧いただけます。
Gomeisaではアート業界の著名人をお迎えしてのアートセミナー、またアーティストの方をお迎えしてのアーティストトークなどを行なっております。メンバーの方は、いずれのイベントも割引価格でご参加いただけますので、ご興味のある方はぜひご登録ください。